前回は土の種類について簡単にお伝えしましたが、今回は陶芸に使う土の精製についてお伝えしたいと思います。 今は陶芸用の土を精製せずとも、専門の土屋さんで土を購入することができます。 土屋さんで購入すれば、精製する手間もなく練り直し、水分調整をするだけで使うことができます。 それに引き換え、土の精製から始める場合は土の中になる石やゴミを取り除く必要があります。 なぜ、土屋さんという便利なものがあるのにも関わらず、そんな必要があるのかと疑問に思う方もいることでしょう。 その理由は最たるは、陶芸は有田焼や瀬戸焼など土地の名前がついているもがほとんどですが、土地の名前になる理由は、その土地で陶芸に適した土が採取できることが起因しています。 陶芸家の方に聞けば、それだけではないと怒られてしまうかもしれませんが(笑) さて前置きが長くなってしまいましたが、土の精製についてご紹介します。 土の精製方法は主に2種類あります。 それでは2種類の手順をお伝えします。 【水簸土・水洗い土】 1,甕に水を入れる。 2,水の中に土を入れる。 3,手で軽く混ぜ、30分ほど置く。 4,長い棒、もしくは拡散器でよく混ぜ泥水にする。 5,40目のふるいに泥水を通しながら、もうひとつの甕に移す。 ふるいに残った石やゴミは捨てます。1日置き、土を沈澱させます。 この沈澱した土を練り上げて完成です。 ※すぐに沈澱し始める、珪石層の上下でとれる土は灰汁が強いことが多いため、水を入れ拡散し、放置した後に上水を捨てる作業を5~6回ほど繰り返します。 【ふるい土・はたき土】 1,固まった石のような土を叩き、粉状になるまで潰します。 2,小石などを除くため、40目のふるいでふるいます。 3,ふるった土に少しずつ水を加え、練り上げれば完成です。
珪石(けいせき、英: silica stone)は、ケイ酸質の鉱物や岩石を資源として扱うときの鉱石名。鉱物としては石英、岩石としてはチャート、珪質砂岩、珪岩、石英片岩(珪質片岩)などがある。外観は白っぽいものが多い。(Wikipedia引用)
以上が土の主な精製方法になります。 まずは土を準備しないことには、陶芸を始めることはできません。 最初はもちろん購入した土を利用するのが一番ですが、何れは自分で精製した土で作品をつくると素材に対する愛着がより湧くと思います。
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