今回は、日本の伝統衣服である「着物」について少し調べてみたのでご紹介したいと思います。

着物といえば日本の民族衣装です。現代では七五三、成人式、結婚式などの冠婚葬祭に着る衣装のイメージが強いかと思います。しかし、明治維新前後までは日本人はみんな着ていて特別ではない日常着だったんです。普段私たちが身に着けている西洋から入ってきた洋服は、簡単に着れるため世界中に一気に広がっていきました。洋服も、日常着、訪問着、冠婚葬祭着などシーンに合わせて選びかたが違いますね、それは着物も同様です。洋服だと冬は長袖にコート、夏であれば半袖などがありますが、着物も季節やシーンに合わせて素材や柄などが違います。そんなシーンに合わせた着物の決まり事をご紹介していきます。

シーン合わせた着こなし

着物はまず大きく分けると「礼服」と「普段着」の2つがあります。礼服にもいくつか種類がありまして、礼服の中でも「第一礼服」という結婚式などの冠婚葬祭着と、「一般的な礼服」に位置づけられるお茶会や会社のパーティなどで身に着けるものとに分かれています。

By: minoir

第一礼服

第一礼服で選ぶ着物は「振袖」「色留袖」「黒留袖」です。洋服でいうと、イブニングドレスにあたるものです。振袖は未婚の女性が、留袖は既婚の女性が着るものです。ただ、着物を日常的に来ていた江戸時代ですと、振袖は19歳の秋までと決まっていたようです。

一般的な礼服

一般的な礼服で選ぶ着物は「訪問着」「付き下げ」「色無地」です。家紋の有無などで改まった席、ちょっとした席などシーンの幅が広いとても便利な着物です。

訪問着の特長としては「絵羽」といわれる模様づけがあり、昔は家紋を入れることも特長だったそうですが、今ではあまり残っているものでないようです。

付き下げの特長は、絵羽がなく、家紋も入れず、裾回しが共裾ではないことです。色無地は、その名の通り柄のない黒以外の無地の着物を指します。

普段着

普段着として選ぶ着物は「小紋」「」「木綿」「」「浴衣」などがあります。

浴衣は、皆さんがご存知の通り「夏祭り」などで着るイメージ通りなので説明はいらないかと思います。

小紋は、全体に細かな模様が入っている着物で、訪問着などの礼服は肩の方が上になるように模様付けされているのに対して、上下の方向に関係なく模様が入っているため、礼服ではなく普段着として着られるものです。

紬は、大島紬や結城紬などが有名ですね。紬は、お値段もそこそこ高いイメージが強いので「普段着?」と思われる人も多いかと思います。なぜ普段着なのかといいますと、「紬」とはもともと生糸に向かない節が多いと言われる「玉繭」や「くず繭」などを用いて作られていた、当時素材として安価なものを使っていたことによります。糸の太さが不均一で節も所々にあったため、礼服には向かないものでした。ただ手で一つ一つ織り重ねるため、とても時間や手間がかかるので現代ではとても高価なものとなっています。

「木綿」「麻」は、その名の通り素材です。絹に比べてやはり安価なため普段着として活用されていました。

最後に

今回は、利用シーンについてご紹介しましたが・・・季節に合わせた選び方があるのも着物の特長です。少し長くなりそうですので、季節に合わせた着物については次回ご紹介したいと思います。

続きの「着物の世界とルール2[伝統]「日本」」をUPしました。

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