白樺のコブから作られる可愛い伝統のマグカップ「ククサ」[フィンランド]
フィンランドの伝統工芸「ククサ」は、白樺のコブから作られたマグカップになります。もともとは、フィンランドの最北端にあるラップランドに住む先住民サーミ人がつくっていて、現代でもフィンランド土産の代表品になっています。
旅マップ
貴重な伝統工芸「クワサ」
クワサは、ただの木製マグカップではありません。サーメ人がひとつひとつ使う人の幸せを願いながら作っているため、贈られた人は幸せになるとも言い伝えられています。
ククサの材料である白樺のコブは、適当な大きさに育つまで30年はかかるとされており、材料から考えても簡単にはできない貴重な伝統工芸でもあります。今ではククサの工房がフィンランドにたくさんありますが、そのなかでもフィンランド中部のオールヤルビ湖のほとりにある小さな町カヤーニにある工房「プーハリ社」が作るククサは高い評価で人気です。木の温もりを感じるククサに好きな飲み物を注いで楽しめば、きっとあなたに幸せが訪れます。
「クワサ」のある風景
食文化
フィンランドの食文化は、隣国のスウェーデン、ドイツ、ロシアなどの影響を受けています。食材としてよく食べられているのは全粒穀物やブルーベリー、コケモモなどのベリー系が多く、また乳製品も多く使われています。伝統料理には、カーリカーリュレートというロールキャベツ、ヘルネケイットといわれるエンドウ豆のスープ、リハプッラトというミートボールなどがあります。
レストラン情報
お肉をしっかり食べるなら「Ranch」
素敵なロケーションを楽しむ「Scandic Kajanus Kajaani Restaurant」
最後に
使う人の幸せを願って丁寧に作られる「ククサ」。その気持ちだけでも嬉しいものです。フィンランドの大自然が育んだ白樺のコブから作られる貴重な伝統工芸。フィンランドに訪れた際は、大切な人の幸せを願ってお土産に買ってみてはいかがでしょうか?きっと贈る人も贈られた人もどちらも幸せになれること間違いなしです。