今回ご紹介するのは、スペインはトレドという街の伝統工芸「ダマスキナード(Damasquinado)」です。トレドはスペイン中央部にある世界遺産にも登録されている古都なのですが、そんな伝統ある古都で受け継がれてきた工芸がダマスキナードです。

押さえておきたいポイント

  • 金や銀の糸で描かれるトレドの伝統工芸
  • スペイン旅のお土産にピッタリ
  • 職人さんの技を店頭で見ることもできる

旅マップ

ダマスキナードとは?

ダマスキナードとは、日本語で「象嵌細工」と言います。
象嵌細工の特徴は、象は「かたどる」、嵌は「はめる」という意味があるのですが、その意味どおり1つの素材に別の素材を嵌め込む技法で、素材は金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌など様々あります。トレドのダマスキナードはこの中の金工象嵌にあたり、金属のプレートなどに金や銀で出来た糸を象嵌し文様を仕上げていたものになります。金工象嵌は元々シリアのダマスカスから生まれたとされており、ダマスキナードの名前もダマスカスからきているとされています。中東の国シリアで生まれた伝統工芸がシルクロードを経て、遠い彼方のスペインで発展したと考えると、とても壮大でロマンチックな気分にさせてくれますね。

トレドはダマスキナード以外にも工芸が盛んな土地で、刀剣作りなども有名で、14~17世紀ではトレドで鍛えられた剣が最高のものとされていたそうです。今でもお土産品として剣がつくられているそうで、トレドに訪れた際は素敵な剣を購入できるんだとか。女性へのお土産にはダマスキナード、男性へのお土産は剣で完璧ですね!

「ダマスキナード」の世界

食文化

スペイン料理といえば、パエリア、ガスパチョ、チュロス、生ハムと、美味しいものがたくさんある国としても知られています。また世界でも有数のワインの産地でもあり、安価で美味しいワインが楽しめる土地です。ワインに果物などを入れて楽しむサングリアもスペイン発の飲み物ですよ。ラテン気質の陽気な土地で、美味しい食べ物と美味しいお酒が楽しめる素敵な土地、それがスペインなのです。

By: nachans

レストラン情報

素晴らしいタパスのある素敵なバー「Taberna El Botero」

住所
Plaza Ayuntamiento, 1, 45002 Toledo, スペイン

メイン広場の近くにある隠れ家レストランバー「La Tabernita」

住所
Calle de Santa Fe, 3, 45001 Toledo, スペイン

最後に

日本にも象嵌細工の伝統工芸が熊本にあるのですが、やはり国や文化などが違えば発展の仕方も違います。トレドのダマスキナードはスペイン独特の華やかさがあり、視覚で惹きつけられます。熊本の象嵌は、香炉や扇子など日常で使うものに施されており、日本人の私には気品があり「落ち着く」という印象が強いです。日本、スペインどちらの象嵌も魅力満点です。どちらの品も、1つずつ身近に置いておけたらとっても贅沢です。

金属工芸や伝統文化にご興味がある方はぜひ、トレドに訪れてみてください。

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