2年に1度開催される、世界一美しい花の祭典「フラワーカーペット」[ベルギー]
2年に一度開催されるお花の祭典「フラワーカーペット」は、ベルギーの首都ブリュッセルで開催されます。ブリュッセルの中心地にある大広場「グラン=プラス」を色とりどりのベゴニアがカーペットのように敷き詰められます。花のカーペットも然ることながら、レ・ミゼラブルの著者ヴィクトル・ユゴーが賞賛した大広場グラン=プラスは世界遺産にも登録されている世界で最も美しい大広場としても知られています。
旅マップ
フラワーカーペットの魅力
大広場の美しいゴシック建築と大きく広がる花のカーペットとが融合し、お祭り開催時期は普段では味わうことのできないファンタジーの世界が出来上がります。昼の間は太陽に照らされた花のカーペットを楽しむことができ、夜になると花のカーペットがライトアップされ、日中とは違った雰囲気を楽しむことができます。また夜にはビームライトを使ったショーも開催されていて、夜のグラン=プラスを楽しむことができます。日本のお花見とは少し違いますが、ベルギーのお花見といえるイベントですね。
グラン=プラスについて
グラン=プラスについて 「フラワーカーペット」が開催されるグラン=プラスは、世界遺産にも登録されている美しい大広場です。しかし歴史を見てみると美しいだけではないようで、ベルギーの歴史で色々な場面でこのグラン=プラスがでてきます。広く知られている歴史では、キリスト教プロテスタントの最初の殉教者「ヘンドリク・フォエス」「ヤン・ファン・エッセン」の2人が火あぶりで死刑された場所がこのグラン=プラスです。そのほかにもヨーロッパで起こった大きな戦争のひとつ大同盟戦争の際、フランス軍の砲撃によって当時木造だった広場の家屋が大破されたという歴史もあります。様々な歴史を経て、現代では世界遺産にも登録される美しい広場としてベルギーの人々だけではなく世界中から愛される場所になっています。今残っているグラン=プラスの建物は、大同盟戦争の際に唯一砲火に耐えた「市庁舎(建造1402年~1455年)」と大同盟戦争後に建てられた「王の家」、星や白鳥などの名前をもつギルドハウスになります。グラン=プラスの建築様式である市庁舎とネオゴシック様式の王の家など歴史の違う建物を楽しむことができます。



食文化
ベルギーといえばまずベルギーワッフルですね。それにチョコレート。甘いものというイメージが強い国ですね。ベルギーはお肉、野菜、魚と食材が豊富にある土地で、料理としてはフランス料理に近いものが多いといわれています。ロースト、煮込み料理、ポタージュなど美味しいものだらけです。ベルギーで過ごしたらあっという間に太ってしまいそうですね


レストラン情報
リーズナブルで居心地の良いお店「C’est Bon, C’est Belge」
地元でも有名な、美味しくてリーズナブル「Noordzee – Mer du Nord」
最後に
世界一の大広場で見ることができる花のカーペットは、伝統と自然が融合する空間です。夏のひとときを過ごせたらきっと幸せです。ベルギーの美味しい食べ物も一緒に、2年に一度の祭典に訪れてみてください。