湖の上に設営されたオペラ舞台「ブレゲンツ音楽祭」[オーストリア]
音楽の都として知られているオーストリアの街ブレゲンツで、毎年夏の4週間(7月~8月)に行われている音楽祭「ブレゲンツ音楽祭」は、湖の上に設営された舞台でオペラが繰り広げられます。この音楽祭が行われる「ボーデン湖」は、オーストリアとスイスの国境に位置し、面積はなんと約536㎢もある大きな湖です。そんな大迫力な環境で圧巻のパフォーマンスが観れる舞台は世界中ここにしかありません。
旅マップ
紹介動画
まずは2018年に行われた実際の映像を観てください。それだけで迫力と感動が伝わります。
ブレゲンツ音楽祭について
ブレゲンツ音楽祭は、1946年に始まりました。当時のお金持ちたちが、錨で固定した2隻の荷船の上にステージを建設して上演されていました。オペラ以外にもミュージカルなども上演され、なんと4週間の間に約100近くもの公演があります。レジデント・オーケストラは、これもまた贅沢なウィーン交響楽団となっており、音楽・芸術を心行くまで楽しむことができます。
ブレゲンツの街は「ワイン」が名産
ヨーロッパの大貴族であるリヒテンシュタイン伯を兼ねたブレゲンツ伯とモントフォール伯の支配を経て、16世紀からハプスブルク家の支配下に置かれていました。オーストリア人の気質はドイツ人に近いと言われていまが、ここブレゲンツはスイスに近いこともあり、スイス人気質だと言われています。また、ボーデン湖の周辺ではブドウ畑がたくさんあるのでワインが名産となっています。歴史的文化と美味しいワイン、そして美しい自然。これ以上望むものがないほど旅行に最適な場所です。
食文化
オーストリアといえば、子牛のカツレツ「ヴィーナー・シュニッツェル」がオーストリアの伝統的な料理なので、牛肉と鶏肉がオーストリア料理の中心と言われていましたが、近年では豚肉の消費が一番多かったりします。ベーコン、サラミ、ハムにして食べられることが多いです。


レストラン情報
フレンドリーなサービスで最高の料理「ILGE Restaurant」
小さなゲストガーデンでのんびり「Bruggerhorn」
最後に
湖畔で楽しむオペラ、生演奏に美味しい料理。想像しただけでうっとりしてしまいます。一点気になることといえば「天候」ですね。屋外の欠点ともいえますが、やはり雨の中の観劇はもったいないです。運要素もありますが、晴男、晴女を連れて行けば大丈夫ですね。