バイオリン職人さんの町「クレモナ」[イタリア]

2014年5月28日知識

一人旅 古都
By: Simone Ramella
基本情報MAP
  • ヴァイオリンの名器を生み出したアントニオ・ストラディバリを育んだ土地
  • ミラノとヴェネツィアという大きな街に挟まれた小さな町
  • 耳をすませばの天沢聖司くんが修業に行った地
1ユーロ:138.93円

※参考:YAHOO!ファイナンス(2014/05/28 10時調べ)

※参考:agoda(1泊料金)

旅曲が今回ご紹介するのはイタリアのミラノとヴェネツィアという大都市にはさまれた町「クレモナ」です。この町は私の大好きなジブリ作品「耳をすませば」に出てくる天沢聖司くんが、バイオリン職人になるべく修業に向かった土地でもあります。クレモナは耳をすませばに出てくることでもわかる通り、ヴァイオリン職人さんの町として世界中に知られています。この町では数々のヴァイオリンの名器が作られてきており、バイオリンをやらない人でもきっと一度は耳にしたことがあるストラディバリウスやグァルネリ、アマーティなど生み出された土地でもあります。グァルネリとアマーティはヴァイオリン職人一族の名前なのだそうですが、ストラディバリウスはアントニオ・ストラディバリというバイオリン名職人さんの個人の名前からきているものです。

アントニオ・ストラディバリが手掛けたストラディバリウスはひとつひとつに名前がつけられいるそうで、中でも最近オークションでもっとも高額で競り落とされたのは1721年製「レディ・ブラント」というバイオリンで、金額はななななんと!日本円にして約12億7420万円だったそうです!いや~、すごいですよね。きっとアントニオ・ストラディバリ自身も何百年もの時を経て、ここまで自らが作ったバイオリンが評価されるなんて思ってなかったかもしれませんね。死してなお自分の名前が全世界に知られるなんて職人冥利につきますよね。
因みにアントニオ・ストラディバリは1644年に生まれ1737年に亡くなったそうなのですが、その生涯を通してヴァイオリンを含めヴィオラやチェロなど約1,100挺の楽器をつくったされているのですが、現代の残っている(確認されている)のは約600挺程だそうです。またヴァイオリンやヴィオラ、チェロなどの楽器は木からつくられている特質上なのかもしれませんが、造られてから200~300年頃が一番良い音を奏でると言われているそうで、ちょうど現代がストラディバリウスがつくられて300年程になるため良い音色を聴けるタイミングみたいですよ。
現在でもクレモナはヴァイオリン職人さんの町として80を超える工房があります。300年後にはストラディバリウスを超える名器が今まさに、職人さんの手で生み出されているかもしれませんね。町自体が職人さんを育み受け継いでいく、人から人へ永い時間をかけて今なお残る文化。本当に素敵です。

スポット写真

食文化

イタリアのご飯、美味しいですよね。ご紹介するまでもなくイタリアの食文化は日本人の私たちにとってとても身近なものです。実際、フランス料理よりはイタリア料理の方が素材の良さを生かすシンプルな料理という点で日本食に近いのではないかな。と私個人では思っているのですがそんなイタリアンにはパスタにピザ、プロシュート、ジェラートなどなど美味しいものがたくさんです。
因みに先日、初めて知ったことなのですが、よくご飯を食べると食後にコーヒーや紅茶など出してくれるお店がありますよね。イタリアンのお店ですとカフェ・ラテやエスプレッソなど本格的なコーヒーが飲めます。実はこのコーヒーのチョイスなのですが、イタリアでは食後は必ずエスプレッソと決まっているそうで、ミルクの入ったカフェ・ラテなどを頼むと「なんて気持ち悪いことをするんだ!」と言われるそうなのです。理由は食後は口と胃をすっきりさせるためにエスプレッソを飲むそうなので、ミルクが入っているとすっきりしないじゃないか!とういう事らいしいです。文化は色々ですね。そんな話しを聞いた私ではありますが、基本的にコーヒーはミルクが入っていないと飲めないため今後も食後にはカフェ・ラテを頼みたいと思います(笑)

レストラン情報

本場イタリアの美味しいPizzaを食べるなら「Antica Pizzeria del Corso」

住所
Corso Garibaldi Giuseppe 183 | Cremona, 26100 Cremona, Italy

みんなでワイワイ好きなものを少しづつ「Trattoria La Resca」

住所
Via Padana Inferiore, 7, 26039 Cremona, Italy
お店情報

最後に

きっと音楽は生きるだけなら無くても生きてはいけるものかもしれません。けれど音楽は心を豊かにしてくれ、色々な感情を生み出してくれる素晴らしいものでもありますよね。他にも人それぞれ自らを豊かにしてくれるものはあるかもしれませんが、きっと音楽は形は違えど全世界共通して人の心をとらえるものです。そんな音楽、曲を奏でるのに使われるヴァイオリン。他の楽器然りヴァイオリンの歴史も人ひとりの寿命よりも永い時間を経て、今の私たちに素敵な曲を耳に残してくれるものです。音楽と人の歴史に触れることができるイタリアの「クレモナ」。心を豊かにする旅へ訪れてみてはいかがでしょうか。