イタリアのミラノと、ヴェネツィアという大都市に挟まれた町「クレモナ」は、ジブリ作品「耳をすませば」に出てくる天沢聖司がバイオリン職人になるべく修業に向かった土地でもあります。

旅マップ

クレモナは「あの」名器が生まれた場所

ヴァイオリン職人の町として世界中に知られているクレモナでは、数々のヴァイオリンの名器が誕生しました。バイオリンをやらない人でも一度は耳にしたことがあるストラディバリウスやグァルネリ、アマーティなどが生み出された土地でもあります。グァルネリとアマーティは、ヴァイオリン職人一族の名前なのですが、ストラディバリウスはアントニオ・ストラディバリというバイオリン職人の個人名からきているものです。

現代でもヴァイオリン界の王様「ストラディバリウス」

アントニオ・ストラディバリが手掛けたストラディバリウスは、ひとつひとつに名前が付けられていて、その中でもオークション(※2014年時点)で最も高額で競り落とされたのは1721年製「レディ・ブラント」というバイオリンです。金額はななななんと、日本円で約12億7420万円です。きっとアントニオ・ストラディバリ自身も何百年もの時を経て、ここまで自らが作ったバイオリンが評価されるなんて思ってなかったはずです。死してなお自分の名前が全世界に知られるなんて、職人冥利につきますね。

ちなみに、アントニオ・ストラディバリは1644年に生まれ1737年に亡くなっていますが、その生涯を通してヴァイオリンを含めヴィオラやチェロなど約1,100挺の楽器をつくったとされているのですが、現代の残っている(確認されている)のは約600挺ほどなんだそうです。

ヴァイオリンの音が輝くのは、完成から300年後!?

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの楽器は木からつくられている特質上、造られてから200~300年頃が1番良い音を奏でると言われています。ちょうど今、ストラディバリウスが作られて300年ほどになるため、良い音色を聴けるタイミングなんですよ。

現在でもクレモナはヴァイオリン職人の町として80を超える工房があります。今まさにストラディバリウスを超える名器が職人の手によって生み出されているわけです。町自体が職人を育み、人から人へ長い時間をかけて受け継いでいく、本当に素敵な町です。

クレモナを感じる風景

食文化

イタリアの食文化は、日本人にとっても身近なものです。イタリア料理は「素材の良さ」を生かすシンプルな料理が多く日本食に近いのではないかなと、個人的には思っています。そんなイタリアンにはパスタ、ピザ、プロシュート、ジェラートなど美味しいものがたくさんあります。

よく食後にコーヒーや紅茶を出してくれるお店があります。実はこのコーヒーのチョイスについて、イタリアの場合だと食後は必ずエスプレッソと決まっているそうで、ミルクの入ったカフェ・ラテなどを頼むと「なんて気持ち悪いことをするんだ!」と言われてしまいます。食後は口と胃をすっきりさせるためにエスプレッソを飲むそうで、ミルクが入っているとすっきりしないじゃないか!という事らしいです、文化は色々ですね。コーヒーにミルクが入っていないと飲めない人はどうするのでしょう?・・・これからは、食後にカフェ・ラテを頼んで慣れていってくださいね。

By: thy
By: missy
By: sabotrax

レストラン情報

クレモナ料理がリーズナブルな価格で食べられる「Osteria Del Melograno」

住所
Via Eugenio Beltrami, 5, 26100 Cremona CR, イタリア

クレモナの景色が最高!テラス付きの部屋がある「Al Quarto Terrazza Mediterranea」

住所
Piazza della Libertà, 26, 26100 Cremona CR, イタリア

最後に

きっと音楽は生きてるだけなら、無くても生きてはいけるものかもしれません。けれど音楽は、心を豊かにしてくれて色々な感情を生み出してくれる素晴らしいツールです。もちろん他にも心を豊かにしてくれるものはたくさんあります。ただ「音楽」は世界共通して人の心を動かしてくれます。そんな音楽、曲を奏でるのに使われるヴァイオリン。音楽と人の歴史に触れることができるイタリアの「クレモナ」。心を豊かにする旅先に今一番おすすめしたい場所です。

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