世界最北の露天風呂「ミーヴァトンネイチャーバス」[アイスランド]
日本にも数多くの温泉地がありますが、本記事ではアイスランドにある世界最北の露天風呂「ミーヴァトンネイチャーバス」をピックアップしたいと思います。
アイスランドといえばブルーラグーンなどでも知られる世界有数の温泉地として有名です。ミーヴァトンネイチャーバスは世界最北という場所なので、冬の夜にはオーロラを眺めながら温泉に入ることができます。こちらの温泉の温度は、日本のお湯に慣れた私たちからすると少しぬるめの36~40℃程度で、寒いアイスランドの土地では36℃の温泉に浸かっていても少し寒さを感じるようなので、温かい温度のところに人が集まってしまうそうです。また、アイスランド伝統のスチームサウナも用意されているので、温泉とスチームサウナの両方を楽しむことができます。営業時間は6/1~8/31までは9:00〜24:00、9/1~5/31は12:00〜22:00とかなり夜遅くまでやっているので、冬に行くなら近くのホテルを確保してからオーロラを狙うことをお勧めします。
温泉に入りながらであれば、寒さに凍えてオーロラを待つ必要もないですね。この上ない経験ができると思います。
旅マップ
ミーヴァトンネイチャーバスの源「ミーヴァトン湖」
ミーヴァトン湖は、約2300年前に噴火した際の溶岩が川を塞き止めたことで作られたと言われている湖です。Mývatn(ミーヴァトン)という名前は「蚊」という意味で、その名の通り暖かい時期になるとこの湖には大量の蚊が発生するそうです。この蚊を餌とする水鳥が多く見られることでも有名で、キンクロハジロ、スズガモ、キタホオジロガモ、ウミアイサ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、マガモ、クロガモ、コガモなどの野鳥を見ることもできるそうです。またミーヴァトン湖は、世界最大のマリモの群生地としても有名で、大きさは直径10cm以上に成長します。
水鳥のほかにも、火山活動で形成された溶岩柱やシュードクレータと呼ばれる噴出口が見られたり、大自然が創り上げた景色を見ることができます。




食文化
アイスランドは島国なので海産資源がとても豊富で、新鮮な魚介類を食べることができます。お肉は基本的に牛、鶏、豚ではなく羊の肉をよく食べられるそうです。また、捕鯨文化をもっている国でもあるため、鯨のお肉も。調理方法はシンプルで、塩コショウのみで煮たり、焼いたりするものが多く、香辛料などはあまり使わないようです。


レストラン情報
とにかく料理が美味しい「Rub23」
ホットドッグが食べたくなったら「Pylsuvagninn á Akureyri」
最後に
やはり寒い時期には温泉です。世界最北の露天風呂「ミーヴァトンネイチャーバス」では、オーロラを眺めながらぬくぬくと温泉に浸かる贅沢時間を過ごせます。もちろんオーロラは自然現象なので「運」も必要ですが、その年の運試しを兼ねてミーヴァトンネイチャーバスへ行ってみてください。