アドリア海に浮かぶ美しい街「コトル」[モンテネグロ]
ヨーロッパ南東部のバルカン半島に位置する国モンテネグロにある美しい街「コトル」の街並みは、ヴェネツィアの強い影響がみられる建物が多く存在しています。アドリア海沿岸にある街の中でも中世の街並みが美しく保存されている街で、美しいアドリア海と美しい中世の街並み、そして自然と人が作り上げた美しい景色が揃ったスポットです。この美しい街も含めて「コトルの自然と文化歴史地域」として、1979年にユネスコの世界遺産に登録されています。
旅マップ
コトルの見どころ
コトルは、ただ海を眺めながら街を散策するだけでも楽しめる場所ですが・・・中世の聖堂や美術館、博物館といったおすすめスポットもありますので、いくつかご紹介します。
コトル旧市街
コトル旧市街は、とても小さいため端から端まで10分ぐらいで歩ける広さしかありません。ですが、その小さな中に中世の建物がぎゅっと詰まっていてタイムスリップした気分になれる場所です。昼の街並みも素敵ですが・・・夜になると建物から光が漏れ、幻想的な美しい夜景を見ることができます。
岩礁のマリア教会
コトル湾にぽつんと浮かぶマリア教会です。大きな教会ではないですが、雰囲気のあるとても素敵な教会です。教会が海の上に浮かんでいる景色も珍しいので、対岸から見える教会と近くで見る教会と、どちらも景色が楽しめます。ちなみにこの教会がある島はゴスパ・オド・シュクピイェラという人工島です。船で渡ることができます。

聖トリプン大聖堂
この教会は、12世紀に建てられたカトリックの大聖堂です。8世紀頃にベネツィアの商人がイスタンブールから運び込んだ歴史的にも貴重な遺物が残されている教会です。ロマネスク・ゴシック様式の美しい内装と、フレスコ画などを見ることができます。

食文化
基本はスラヴ系料理ですが、歴史背景や場所柄からトルコ、ハンガリー、オーストリア、イタリアなどの影響を受けた料理を食べることができます。アドリア海で採れる魚はもちろん、肉、野菜も豊富にあるため、美味しいご飯を食べられる国と思っていいですね。


レストラン情報
アドリア海を眺めながら食べるシーフード「Galion」
水車のある小さな村のようなレストラン「Stari Mlini」
最後に
アドリア海を臨む街コトルは、美しい海と自然があり中世の街並みが融合した、とっても素敵な場所です。歴史を感じながら美味しいシーフードとワインを味わって過ごせたら素敵ですね。おすすめの季節は、春から夏です。ぜひ一度は観光に訪れてみてください。