ウズベキスタンの都市ヒヴァ「イチャン・カラ」は旧市街とされていますが、もともとは中央アジアや西アジアの都市に見られるような市街地の形態でした。

旅マップ

イチャン・カラの特長

イチャン・カラとは、城壁に囲まれた市街地の事を指すそうで、城壁の外側で発展した市街地は「デシャン・カラ」と呼ばれています。「イチャン=内」「デシャン=外」という意味のようですね。

唯一、ヒヴァにあるイチャン・カラが無傷の状態で保たれていたため「イチャン・カラ=ヒヴァ」と広く認識されています。また歴史あるヒヴァのイチャン・カラはウズベキスタン第一号の世界遺産でもあります。

イチャン・カラの歴史

ヒヴァという都市は今でこそウズベキスタンの中の一つの街ですが、16世紀初め~20世紀初め頃まで存在していたヒヴァ・ハン国の首都でもありました。そんな歴史からか、今では中央アジアの宗教都市としても知られており、聖都の名前でも呼ばれています。

イチャン・カラには20の寺院(モスク)、20の神学校(マドラサ)と6基の礼拝時刻の告知を行うのに使われる塔(ミナレット)、それに加え歴史的建造物や民家などが数多く残っています。数多くある建物ですが、当時の人は自然を考えて生活するのがとても上手でした。夏季にはとても暑くなるウズベキスタン、そんな夏の熱気を避けるように建物は全て北北東に向かって建てられているそうです。先人の知恵とは素晴らしいものばかりで、見習うべきところが数多くあります。自然の脅威にさらされトライ&エラーで打開策を見出し、それを自分の子供たちに伝えていく。きっとそこには自然への感謝と敬意、そして自分の大切な人への愛が溢れているのだと思います。

イチャン・カラの風景

食文化

ウズベキスタンの食事は、農業が盛んで穀物が多く収穫されることから、お米、パン、麺料理が豊富です。またウズベキスタンでは羊の放牧が盛んなので肉料理は主に「羊」を使ったものが多いそうです。代表的な料理では、パラフと呼ばれるお米と一緒に細かく切ったお肉、ニンジンや玉ねぎ等と出汁と一緒に炊き上げる料理(日本ですとピラフですね)、シュルパと呼ばれる脂身の付いた羊肉とお野菜を一緒に煮込むスープ、ラグマンと呼ばれる手延べ麺をお肉やお野菜の入ったスープと一緒に食べる料理などがあります。お茶を飲む習慣もあり、緑茶や紅茶など食事の際には必ず出されるそうです。また日本では紅茶に牛乳やお砂糖、レモンなどを入れることがありますが、ウズベキスタンではストレートで飲むのが主流です。文化は違えど同じアジアということで食事も比較的、日本人の私たちが美味しくいただけるものが多いようです。

By: Im Thomas
By: Im Thomas

レストラン情報

生の民族音楽を聞きながらみんなでワイワイ「Zerafshan Chaikhana」

住所
Islom Hoja | Ichon-Qala, Khiva 741400, Uzbekistan

珈琲、紅茶、緑茶などのカフェメニューから食事まで楽しめる「Bir Gumbaz」

住所
Pahlavon Mahmud | Ichon-Qala, Khiva, Uzbekistan

最後に

無傷での残るヒヴァの旧市街「イチャン・カラ」は、歴史ある建造物や町並みを楽しむことができる土地です。普段あまり知ることのないウズベキスタンの歴史、宗教観、食文化などを目一杯満喫できる場所になっています。アラビアンナイトなどラクダがいる世界に興味がある方は、ヒヴァに訪れてみてください。

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