春の訪れを祝う、ヒンドゥー教の春の祭典「ホーリー祭」[インド]
インドで毎年3月に開催される春の祭典「ホーリー祭」は、春らしく色とりどりの粉や水を誰彼かまわず投げ合うお祭りです。春の訪れを祝うお祭りはインド以外にも「ヒンドゥー教」の国で開催されているんですが、いきなり知らない人に粉や水を投げられるお祭りはここだけです。無礼講で町中が粉まみれ水まみれになって楽しみます。
このお祭りは元来豊作祈願のお祭りでしたが、クリシュナ伝説などの各地の悪魔払いの伝説が混じって、現在のようなお祭り変化していきました。そのため、人の家に押し入ってくる悪鬼ビシャーチャを追い払うために泥や汚物を投げつけたのが始まりで、黄色は「尿」、赤は「血」、緑は「田畑」を意味しています。
Holi : a Joyful and Colorful Festival, HoliFestival.org
インドの魅力
インドで思い浮かべるのは「カレー」「数字」のイメージが強いでしょうか。ガンディーなどの人格者のいる国、また貧富の差がとてもある国というものが浮かびますね。よくインド旅行をした人が「インドに魅せられてしまった」というのもあるあるですね。そんな魅力満載のインドですが、今回は分かりやすいインドのイメージとして「世界遺産」をいくつかご紹介します。
タージ・マハル
ご紹介するまでもなく、世界的にも有名な「タージ・マハル」です。インド北部アーグラという場所にあるムガル帝国第5代皇帝「シャー・ジャハーン」が、死去した奥様のために建てた総大理石の墓廟です。

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅
長い名前の駅ですね、インド・ムンバイにある駅です。ムンバイ近郊鉄道を含む色々な鉄道が乗り入れる、とても大きな駅です。1888年に建造された駅舎は、インドの伝統的な建築ではなくヴェネツィアゴシック建築様式で、とても豪華で見ごたえのある駅です。世界遺産に登録されたのは2004年です。
ファテープル・シークリー
ウッタル・プラデーシュ州アーグラという町から約40km西に位置する場所にある、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市です。町自体が世界遺産になります。きっと一歩足を踏み入れたらタイムスリップした気分になれちゃうのではないでしょうか。

インドには魅力的な世界遺産がたくさんあります。今回ご紹介した以外にもインドには魅力満載の世界遺産がまだまだあります。きっと一ヶ月あっても周りきれないのではないでしょうか。
食文化
インドカレーにはインド国内でも東西南北各地域によって違いがあるんです。バターを使ってコクがあったり、お魚が主なカレー、さっぱりしたカレーなど様々です。


レストラン情報
コースでインド料理を楽しむ「Indian Accent」
列車の中で素敵な食事を「Orient Express」
最後に
インドの「ホーリー祭」なら、インド独特の文化を感じることができます。様々な世界遺産があるこの国で美味しいインド料理を満喫できたら幸せいっぱいです。