美しい海が望める土地「チンクエ・テッレ」は、イタリアの北西部リグーリア海岸沿いにある5つの土地の総称で、チンクエ(Cinque)はイタリア語で数字の「5」、テッレ(Terre)は「土地」という意味になります。その名の通りモンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレの5つの村(小島群含む)からなる世界遺産登録されている名称でもあります。

旅マップ

チンクエ・テッレは、どんなとこ?

この村々は11世紀ごろ要塞都市として始まったといわれており、約1000年もの長い時間陸路が作られなかったため船のみで行き来をしていました。要塞都市となったのも、自然の入り組んだ断崖絶壁がこの周辺を囲んでいたため、外界との文化交流がほとんど出来なかったことからチンクエ・テッレは独自の文化を築き上げました。特に、食文化は岩の多い痩せた土地だったので、作物のほとんどが育たない土地で唯一栽培に成功したのがブドウでした。そのブドウから作られるワインはとても貴重なものとして王侯貴族に愛されていました。現在もシャッケトラというブランドでワイン好きの人たちに好まれています。チンクエ・テッレで作られるシャッケトラというワインの特長は、ブドウの一部を陰干しして造られるそうで、製造は収穫年の11月1日以降に行うこと、アルコール度数も17℃以上ということが定められていて、甘口の白ワインが有名です。

チンクエ・テッレには村と村を結ぶトレッキングコースがあり、その中でもマナローラとリオマッジョーレを結ぶ遊歩道「愛の小道」が人気です。ベンチやカフェが途中にあり、休憩しながらゆっくりパートナーと歩くことができるようになっています。さすが、愛の国イタリア!といった感じですね。独自の文化と断崖絶壁の起伏激しい自然、美しい海があるのが「チンクエ・テッレ」です。

チンクエ・テッレの風景

食文化

チンクエ・テッレは独自の文化を育んできたとはいえ、基本はイタリアです。漁村という土地柄、美味しい魚介類を活かしたお料理を食べることができます。それに加えて、冷えた甘口の白ワイン「シャッケトラ」を一緒に飲めば、口いっぱいに幸せが広がります。海辺の潮風にあたりながら食べるご飯はきっと格別です。

By: Nina

レストラン情報

下と目どちらも楽しませてくれるイタリアン「Ristorante Miky」

住所
Via Fegina 104, 60015 Monterosso al Mare, Italy

お店の形が少し珍しい「San Martino Gastronomia」

住所
Via San Martino, 3, 19106 Monterosso al Mare SP, イタリア

最後に

5つの村、島々からなる「チンクエ・テッレ」。イタリアの海というとアマルフィなど南のイメージが強いですが、チンクエ・テッレのような北西部にある独自の文化を築いた美しい海もあります。照りつける太陽のもと、口にする美味しい甘口の白ワインにシーフード料理。夏を満喫するのにピッタリの土地です。ヨーロッパでは人気の観光地のですが、日本ではまだまだ南部の観光地に比べると知られていない土地なので、早めに狙ってくださいね。

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