世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン」[ミャンマー]
カンボジア「アンコールワット」、インドネシア「ボロブドゥール」と並んで世界三大仏教遺跡とされているミャンマーのバガンは、ミャンマーのマンダレー管区という場所にあります。イラワジ川中流域の東岸の平野部一帯に大小さまざまな仏教遺跡が神秘的にとても美しく建ち並んでいます。建ち並んでいる寺院のほとんどが11世紀~13世紀に建てられたもので、大小の白色や赤茶色の美しい建物である仏塔の数は3,000以上といわれています。バガンはもともとパガン朝といわれる王朝の都だったらしく、王朝がモンゴルによって滅ぼされるまでずっと続いていた歴史をもっています。
旅マップ
バガンにある寺院
バガンには、3,000を超える寺院などの建物があると言われています。その中でも、代表的な寺院をいくつかご紹介します。
アーナンダ寺院
バガン遺跡を代表する最大の寺院遺跡です。11世紀末~12世紀初頭に建設され、白亜の寺院内には4つの仏像が安置され、釈迦(仏陀)の生涯を描いた80作品もの浮き彫りがあります。

ダマヤンヂー寺院
アラウンシートゥー王の次男ナラトゥー王が建築した寺院です。この寺院は、ナラトゥー王が王位に就くために父王と兄の皇太子を暗殺したことの罪滅びしとして建てられたといわれているのですが、なんとナラトゥー王自身が暗殺されてしまったために工事が中断され未完成となった寺院です。

マヌーハ寺院
バガン旧市街南のミンカバー村のはずれにある寺院です。この寺院は、バガン王朝を建てたアノーヤター王がこの地を攻め、マヌーハ王を捕虜として連行したのちに、マヌーハ王を赦し所有していた財宝を売り払って、1059年に建てたといわれています。寺院の内部には、3体の座仏と1体の寝釈迦(涅槃仏)が安置されています。

食文化
ミャンマーはビルマ料理と呼ばれる「米」を主食に数種類の副菜を添えて食べる形が一般的です。副菜のおかずはヒンというカレーが主で、お肉やお魚、お野菜などを使ったさまざまなヒンがあります。ビルマ料理は「油」を多く使うことも特長のひとつです。


レストラン情報
ビルマ料理、西洋料理どちらも楽しめる「Star Beam」
お野菜を美味しくビルマ料理で「Yar Pyi Vegetarian Restaurant」
最後に
世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン」で、先人が創り上げた神秘的な建物の数々を眺めてみてください。仏教に興味がなくとも、ここの遺跡と大自然が魅せる光景は一度見る価値ありだと思います。